酒気帯び事故:飲酒教諭が人身事故 五所川原署公表せず−−中泊の小泊小 /青森

酒気帯び事故:飲酒教諭が人身事故 五所川原署公表せず−−中泊の小泊小 /青森
毎日新聞 2009年2月10日 地方版

 中泊町立小泊小の男性教諭(41)が7日未明、五所川原市で酒気帯び運転をして人身事故を起こしていたことが9日、県教委への取材で分かった。五所川原署はこの事故を公表していない。

 県教委によると、男性教諭は7日午前6時ごろ、同市下平井町の国道交差点を乗用車で右折した際、吹きだまりを避けようとして50代男性が運転する軽ワゴン車に衝突。男性は右足打撲などの軽いけが。同署員が飲酒検査をしたところ、法定基準を大幅に上回る呼気1リットル中0・7ミリグラムのアルコールが検出されたという。

 男性教諭は6日午後6時から翌日午前3時まで市内の居酒屋などで教諭仲間らと酒を飲むなどし、近くの駐車場で約3時間仮眠。帰宅する途中だったという。男性教諭は同日、校長に事故を報告し9日は出勤していないという。

 酒気帯び運転は原則として懲戒免職で、田村充治・県教委教育長は「事実関係を確認し、厳正に対処したい」と述べている。

 五所川原署は公務員の酒気帯び運転による人身事故を非公表にする理由について、「呼気検査を拒んだり逃げるなどしたわけではない。逮捕事案や重傷事故でない限り、発表しない。教員や公務員だから発表するという基準もない」としている。【鈴木久美】

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